インプラントのポジショニングとその選択肢は様々
インプラントのポジショニング というテーマが
再考察、再提案されてきている時期にあると思います。
林先生と武田先生などが講演している最中です。
とくに上顎、前歯、それを含む、多数歯インプラントブリッジ
上下の無歯顎補綴
要は、インプラントを既存骨の領域に埋入、舌側寄りのポジショニング
または、理想的な補綴の位置に埋入するか? 中央寄り?GBRする
なぜポジショニング、ポジショニングと唱えるのかといえば、
やはり、審美が重要であり、
補綴の際に、経過観察の際に、審美的問題が出るのは、ポジショニングに問題が発生するからで
しょう。
もしくは、人工骨GBRの経時的吸収による問題
その他、傾斜埋入すれば、アングルアバットがメタルマージンとなる
上顎骨が柔らかければ、頬側、唇側にドリリングが移動し、インプラントも唇側寄りに移動してしまう。
そこで生じる埋入ポジションの水平的ズレ。
または
埋入深度のポジショニング。
垂直的な問題
これも難しい問題、課題でもあります。
歯肉縁下3ミリ、4ミリ、5ミリ、6ミリ?
骨縁下0、1ミリ、2ミリ、3ミリ?
ヒーリングアバットメントは2ミリ、3ミリ、4ミリ、5ミリ?
どれを選択し、組み合わせて前歯部の歯肉と乳頭を再現、維持するのか?
ポジションには水平、垂直の2つあり、
また、骨の欠損状態にも左右されます。
また、インターナルなのか、エキスターナルなのか?どちらを選択するのか?
補綴は、セメントか、スクリューか?。
骨の造成は、どれくらいの量、どの人工骨材料、どんな方法で行うのか?
インプラントのメーカーと形状、と表面性状、の選択
プラットフォームスイッチング、
プラットフォームまでのフルオステオブラストか?
それとも機械研磨のカラーのインプラントでもいいのか?
sla,TiUnite、ha?
メーカーそれぞれの特徴と強み、得意分野というものがあります。
もちろん、これらのことを検討するには、
CTを撮影し、3D立体画像にし、シュミレーションし、
さらに埋入する部位の骨質、解剖形態を知るなどして
事前の準備が必要不可欠です。
骨質を前もって知っておくことは、重要ポイントだと思います。
ハンスフィールド値を知ることで起始点やインプラント選択、トルク、初期固定が予測可能となります。
投稿日:2010年2月25日 カテゴリー:未分類