上顎洞炎の治療と手術
もともと、歯周病があり、奥歯がぐらぐらの方がいましたが、
ぐらぐらの奥歯が、ばい菌を繁殖させていたため、
鼻の鼻腔が蓄膿を起こしてしまいました。
そのため、抗生物質クラビットを2週間投与し、
それでも、痛みや違和感があるので、
上顎洞底骨にアプローチして直接見てみました。
肉芽などがあり、シュナイダー膜をわざと穿孔させて
中ののう胞の液体がじわじわ出てくるのを確認。
上顎洞のう胞か。
骨も2~3ミリしかないので感染しやすい状況でしょう。
タバコも吸うのでリスクがかなり高いケースです。
クラビットとクラリス、メトロニダゾールなどの薬を
投入して今後の回復を経過観察します。
上顎洞炎は、経験しないと実感できません。
診断と判断する、決断するのが的確でないと、ひどくなってしまうので
処置に踏み切るタイミングと決断力、診断力が重要となります。
投稿日:2010年7月24日 カテゴリー:未分類