骨がまったくないところにインプラント ソケットリフト
骨にはすでに穴が空いているので難しいケースです。
こういったケースはよくあることです。
抜歯すると、骨がなく、上顎洞に穴が空いている。
左上の奥歯が抜歯されています。穴が開いて、空洞になっているのが見えます。
ムラサキの丸は、インプラントを入れる目印です。
拡大ズームします。さらにズームアップ
ズーム!もっともっとズームできますがここらへんで止めときます。
誰が見ても わかりますよね。穴が。
3D画像で説明すると患者さんはすぐわかってくれます。
このような説明をしてくれる先生を選びましょう・
違う方向からズームアップしていきます
もっとズーム
穴が立体的に見えます。ぼっこり骨がありません。
「これはインプラントできません。」という先生がたくさんいます。
カットして断面を見てみましょう。
ズバッと断面を切ります。さらにこれをズームアップしましょう。
断面から見ても鼻の空洞に続く穴が開いており、交通しています。
上下逆に見ると。上の空間が鼻の鼻腔(上顎洞) ムラサキはインプラントのガイド方向印
穴が開いて、鼻の空間に交通しています。
インプラントを埋入します。これが難しい。
なぜかというと、すでに穴があいているので、
ゆるいと落ちてしまう。ドリリングはしないでしょう。
ただ、ギュッとねじ込んでいけばOK
ソケットリフトで人工骨を詰めて埋入して6カ月待ちます。さすがに待ちますね。
サイナスリフトを選択する先生もたくさんいるでしょう。
インプラントはどれを選択するでしょうか?どれくらい期間がかかるか?
費用はどれくらいで?どんな手術になるのか?
これは、先生によって意見が別れます。
もちろん、インプラントできない先生もいます。ブリッジです。
でも、インプラントできるケースなだけラッキーです。
上顎洞炎がなく、粘膜の肥厚もない。ラッキーな患者さんです。
現在は、1か月クラリス服用させています。術前、術後も絶対にクラリスなどを服用させたほうがいいでしょう。
この患者さんはタバコを吸います。ハイリスクです。厳重注意です。
CT像です 顔面 左右の黒い空間が鼻腔 上顎洞
CT像だけでは分かりにくい。コントラストつけてやっとわかるかも。
つまり、3D画像のほうがもっとわかりやすいということです。
また、このCTは医科用なので骨の柔らかさもわかります。
このような手術では術前に骨の柔らかさ骨質がわかっていることが重要です。
そういった意味では、歯科用のCTでは分からないことも多いのです。
投稿日:2010年9月25日 カテゴリー:症例集, インプラント症例集 YOUTUBE動画, 未分類