今日は、前歯の右上1番にインプラント手術しました。
3.5X11.5ミリ テーパードスクリューベントMP-1
ヒーリングアバットメント5ミリ
GBR コラーゲンメンブレン
術前投与
同意書と説明
口周囲をCHXで清拭
麻酔、人工歯を除去、研磨
口腔内写真、
ステント着用でデンタル
15メスで乳頭をさけて切開、剥離
3か月前に破折抜歯と同時に人工骨を詰めた。唇側の骨上にも詰めた。が、
今日、剥離すると唇側骨板は吸収してなくなっていた。
ニクゲ組織もやや人工骨に絡んでいた。
人工骨は50%再生、少しは役立ったが、半分は役に立たず・・
しかし、唇側の歯肉は分厚く再生していたので、まあ良し。
歯肉厚みは3ミリに再生していた。予想外に分厚い再生。
剥離すると、骨欠損が予想よりも大きい。
舌側も少し剥離。しにくい。
出血は、麻酔した割にやや多かった。
術野が整い、骨形態を把握。フラップすることの最大利点。
ステントをはめて、ドリリング。(ステントは、口蓋ドリリングステンレスチューブ、中央ドリリングステンレスチューブ、クリアレジン唇側ステント、プロビの4種類用意しておくと安心)
ラウンドが短い。ので2.0ミリドリリング。ストッパーなし。
ドリリングで5ミリほど入れて、方向確認。
ステントとドリリングが一致するか確認。
さらにドリリング9ミリくらいまで。
CEJ下4~5ミリにプラットフォームということなので
ドリリングは12ミリプラス4ミリで16ミリ~17ミリ深さの予定。
2ミリドリルを9ミリ深さ、入れて、デンタル撮影して方向確認。
両側の歯根にぶつかっていないか。中央の位置にあるかを確認。
やや、右寄りであることが確認できたので、
2.5ミリドリルで方向を中心方向にドリリングして16ミリくらいまで。
これで再度、2.5ミリドリルでデンタル確認。中央に位置している確認。
つぎに、3.2ドリルは、パスして一気に3.4最終ドリル。
しかし、スクリューベントの場合は、骨質が柔らかいケースでは、最終ドリルは3.2ドリルか3.35
で形成すべきであろう。
なぜなら、3.4ドリルで方向を確認しながらドリリングすると、3.5インプラントの初期固定がゆるくなるからである。
幸い、スクリューベントのMP-1であるからHAコーティングに助けられるので、初期固定がなくても心配なし。
3.4ドリルで16ミリ~17ミリのドリリング。
CEJ下4~5ミリであることをプローブ(横にして)にて確認。これは意外とわかりやすい。
インプラント埋入前に口蓋骨が邪魔するため、口蓋骨を3.2パイロットドリルで除去。
これによってインプラント埋入時に唇側に傾斜してしまうのを防ぐ。
20回転、25Nでインプラントをインプランターにて埋入。
手用レンチで埋入すると、唇側に傾斜しやすいのでしない。
インプランターで埋入する際、口蓋骨に圧力をかけて口蓋側寄りに位置するように埋入。
埋入深さは、CEJ4~5ミリ下にプラットフォームが来るように調整。
こういう場合、すぐ逆回転ができるインプラントは心強い。アストラやアンキロスは扱いづらい。
前もって用意しておいたプロビジョナルがちょうどはまるのを確認。(初期固定がよければこのまま付けてもいい)
患者さんにも見せて、将来像を見せることで安心させた。
これをすると、私も衛生士も安心である。
インプラントの埋入方向、深度が計画どうりであるから。
ヒーリングアバットメント5ミリを締める。
歯肉縁ピッたしくらいである。
GBR、人工骨を盛り、コラーゲンメンブレン、ゲンチョウ切開
ゴアテックスCV5にて縫合。ついでに小帯切除しておいた。
止血しにくいところはサージセルで止血。
止血して、その間に、人工歯の調整。
CRにて人工歯を接着。スーパーボンドよりも扱いやすい。
レントゲンと写真を取り、術後の説明と薬の飲み方を説明して終了。
フラップレスでやらなくて正解というケース。
抜歯即時もやらなくて正解。
この2つのやり方をすると、必ず唇側の骨は吸収する。
人工骨が、HAでも、bTCPでも、OSSでもである。
なぜかというと、軟組織が絡んでくるため、いくらか吸収する。
やはり、ニクゲが入り込むのを防ぎたいのならば、バイオメンドなどが確実であろう。
コラテープでは弱い。ダブルレイヤーは、そうとうゲンチョウしなくてはならないか大きく開かないと
ダブルにする余裕はない。そんなことするならば、人工骨を足すか、CTGした方がいい。
前歯をインプラントする際に、フラップレスでやったほうがいいという先生は多い。
時代はMIだ、フラップするとリセッションする、フラップの時代は終わった、だとかの理由で。
しかし、私は、前歯はフラップする派である。
フラップし、骨吸収度合いを確認し、確実な埋入方向、深度をこの目で確認する。
そして、人工骨をかならず盛る。
こうすることで、確実な前歯インプラント修復ができる。
フラップレスは、いいところもあるが、悪いところもある。
臼歯などでは、フラップレスは簡単でいいと思います。
フラップレスはケースを選べば、最高にいい方法でもある。
ちなみに、口蓋側寄り埋入は、林先生の方法とITIコンセンサスを参考にしている。
プラットフォームはCEJ下4ミリというコンセプト
行田先生のCEJ下6ミリは深すぎる傾向があるので、5ミリとしている。
インプラントは、スクリューベント、リプレイス、アンキロス、アストラテック、ストローマン、スイスプラス
プラトン、 インターナルインプラントならどれでも可能である。
補綴方法は、主にスクリュー止めが基本。
埋入が中央になったときはセメント修復。
セメント合着もOK。セメント合着するのならば、ゼッソクにセメントホールを作るべし。