一般歯科
歯がしみる
歯がしみるという方は、虫歯か知覚過敏の可能性があります。虫歯の場合は、穴が歯の噛むところや、歯の間に開いています。穴が深くなると、歯がしみてくるのです。放置すると、冷たい水にしみるのが頻繁になり、熱いのにもしみるようになります。そして、噛めなくなり、痛くて眠れなくなります。
知覚過敏の方は、歯ブラシが強いか、長時間歯ブラシをしていたり、硬い歯ブラシが好きだったりします。歯ブラシで、歯のキワを削りすぎてしみる歯が出てきてしまうのです。治療法は、歯のキワをプラスチックでカバーして治すか、知覚過敏を防止するお薬を塗ります。
噛むと痛い
噛むと痛いという方は、虫歯か、歯の根の膿、歯周病、などの可能性があります。虫歯がひどくなると、歯が浮いてきます。炎症を起こしているので、歯が浮くのです。そして、食事の際に噛むと痛いのです。
根の治療をした歯が膿を持って腫れることがあります。そうすると、ズキズキして歯が浮くのです。時間が経つにつれ、どんどん痛くなり、ついには腫れてしまいます。治療法は、根の治療、薬で抑える、抜歯する、などです。
歯周病で歯が浮いて噛めない方も多いです。歯に動揺があったり、はぐきが腫れていたり、出血しやすくなっていることが多いです。治療法は、歯の歯石取りなどのクリーニングの徹底です。骨が溶けてなくなり始めている方は、骨を再生する方法もあります。
ズキズキする、腫れた
歯が浮いて、かむと痛く、普通にしていてもズキズキする。昨日の夜は寝れ なかった。というケースが多いです。食事もできないほど腫れっぽくなっているのです。これは、歯の根の膿か、歯周病で腫れているケースです。治療法は、根の治療か、歯石を取る歯のクリーニングです。
親知らずが腫れているケースも20歳くらいの患者さんには多いです。親知らずは、18歳から生えてきます。とくに下顎の親知らずが腫れます。治療法は、薬で抑えるか、口腔外科に紹介して抜歯するかです。ほとんどの患者さんは、薬でおさえることを希望します。
歯が割れた
奥歯や前歯が欠けたり、割れたりすることがあります。そういった場合は、プラスチックやセラミックで治したり、銀歯をかぶせたりして治療します。歯の根が割れてしまっている場合は、抜歯になる確率が高いです。
かぶせものが取れた
銀歯が取れてしまうケースがとても多いです。この場合は、再度セメントで接着しなおすか、かぶせものを作り直す必要があります。かぶせものが取れてしまい、さらに歯がボロボロになっているケースもあります。この場合は、抜歯になってしまうことがあります。
フッ素塗布で虫歯予防
3か月おきに、歯医者さんでフッ素を塗って歯を強くしましょう。
フッ素を塗ると何がいいのか?
- 歯が虫歯になりにくくなる。
- 虫歯菌が少なくなる。
- 歯の再石灰化が起きる。
- 歯が硬く、強くなる。
歯医者さんのフッ素は、市販されているフッ素歯磨きの10倍濃い濃度です。そのため、歯にしみこんでいき、強くしてくれます。家では、フッ素入りの歯磨きを使用しましょう。
子供用の歯磨きは、キシリトールも配合されているので再石灰化が促進されます。私の息子は、生後6か月のころから甘いフッ素+キシリトールの歯磨き粉を少し歯ブラシに付けて歯磨きをしていました。ほんの少量ですので、飲んでも体に害はありませんし、甘いので嫌がりません。
アメリカでは、水道水にフッ素が入っているので、アメリカ人は虫歯ができにくいのです。
予防歯科は当たり前の時代
予防歯科は、歯科医院には当たり前の時代になってきました。これからは、予防の時代です。
何を予防するのか?
- 虫歯の予防
- 歯周病の予防
- 歯列不正の予防(予防矯正)です。
予防矯正について
歯列不正の予防とは、歯並びが悪くならないように小さい頃から歯の生え換わりに注意して、虫歯や歯周病になりにくいようにする予防矯正のことです。
今のお母様方はお子さんの歯並びにもすごく関心を持たれています。特に、女の子は、顎が狭いので、歯並びが悪くなる子が多いのです。そういったお子さんたちを、抜歯せずに歯列矯正をしていくことが重要になります。
大人になってから、抜歯矯正ではかわいそうです。これからの予防は、虫歯や歯周病は当然ですが、歯並びに関しても予防していくことが重要なのです。日本もだんだんアメリカやヨーロッパのようになってきているのです。歯列矯正することは、とても重要なことなのです。
大切なことは、定期検診することです。
定期的とは、最低1年に1回に定期検診です。基本的には、半年に1度の歯のクリーニングと虫歯チェックです。
歯石がたまりやすかったり、歯周病になりやすい方は、毎月来院される方も当医院にはたくさんいらっしゃいます。月に1度は歯のクリーニングをすることが習慣になっている患者さんが当医院には沢山いらっしゃいます。
予防歯科をしっかり行っている医院が行う治療
お子さんの3か月おきのフッ素塗布
歯のクリーニング
お子さんの歯並びのチェックとしての定期検査
虫歯のチェック
インプラント患者さんのメインテナンス
矯正のメインテナンス